卒業生インタビュー

卒業生インタビュー

2021年(令和3年)9月修了生

 

高松里奈さん
一般社団法人日本国際ネイル協会 ▶HPはこちら
代表理事

Nail Salon Rina & School
オーナー・講師

株式会社プロミット
Beauty Producer

Q1:入学のきっかけを教えて下さい。

現在、ネイルスクールのオーナー兼講師などの仕事をしています。講師として海外の大学やエキスポ等で講習をさせていただく機会も多くあります。海外ではキャリアが特に重要視されます。海外での活動によって、自分には技術はあってもキャリアが足りないということを痛感させられました。知り合いに相談したところ、彼女はちょうどハリウッド大学院大学に通い始めたばかりでした。彼女から生涯キャリア設計についてのアドバイスを聞くうちに、今まで経営のことを真剣に学んだことがなく、自分の経験やノウハウだけでやってきましたが、きちんとした経営の知識を得ることが必要だと気づきました。キャリアアップはもちろんですが、経営を本格的に学び直すチャンスが来た思い、入学を決めました。

Q2:2年間の学生生活を振り返って

ハリウッドでは経営を基礎から応用・実践まで学ぶことができました。特に興味深かった講義は相原修教授の「マーケティング論」です。GAFAMやBATHを中心とした世界を代表する企業の経営分析を行いました。今まではネイル業界という小さな世界しか見ていませんでしたが、全く知らない分野についても幅広く学ぶことで、多面的に物事を捉えることができるようになりました。視野も広がったと実感しています。ビューティビジネス業界では、私のように経営を本格的に学ばずに技術者から経営者になる方も多いです。講義では今まで実践してきた内容ももちろんありましたが、よりアカデミックな視点から学び直すことで経営力・企画力が上がりました。仕事では講師として教える立場にありますが、大学院で学んだことによって、今まで以上に上手に教えられるようになったと感じています。土台となる知識を得たことで実践力に磨きがかかり、自信に満ちた、説得力のある説明ができるようになったのでしょう。仕事をしながらの通学でしたので、講義になかなか出席できないこともありましたが、最後まで面倒を見てくださり、プロジェクト成果報告(修士論文)を書き上げることができました。本当に感謝しています。「ハリウッドで学んでよかった」と心から思います。

Q3:現在のお仕事について教えてください。

ネイルサロンとネイルマシン専用スクールのオーナー兼講師をしています。ネイルマシンとは、ジェルネイルやスカルプチュアのオフやリペアなどができる専用の機械のことです。以前は月に2回ほど韓国など海外で講習を行っていましたが、最近は海外向けの講習をオンラインで行う機会も増えました。世界中の方が自爪を傷めずにネイルを楽しんでいただけるように、マシン活用の技術をさらに普及していきたいです。また、日本の高いネイル技術を、アジアを中心とした世界各国に広めるための事業も立ち上げました。これは、特に女性の自立支援を目的とした活動です。日本から高い技術をもつネイリストを派遣し、現地で暮らす女性を技術者として育成しています。ネイル技術を身に付けることで手に職をもつことができ、収入が増えれば自立した生活ができるようになる。そして、彼女たち自身が次の世代へ教育して繋いでいく。そういった中長期的な目線で、持続的な生活基盤を作れるような支援を続けていけたらと思います。

Q4:これから入学を考えている方にメッセージをお願いします。

社会人が仕事を続けながら大学院に通うことは、時間的にも経済的にも、大変なことだと思います。けれど、今は人生100年時代。その長い人生のたった1~2年です。苦しいけれど、もっと大変なことは他にもいっぱいあります。必ず乗り越えられます。今は大変でも、後から振り返ると「やってよかった」と思えるはず。やり通せば、そこから先には豊かな未来が待っています。

 

2010年(平成22年)3月修了生

 

張芳茵さん(麗美さん)
RUMI FASHION(瑞密時尚)代表
インフルエンサー

Q1:入学のきっかけを教えて下さい。

中国初のトータルビューティ科設置の短期大学を卒業後、美容師として台湾発の大手サロンの北京店に入社しました。当時の私の憧れは台湾出身のトップスタイリストの先輩で、彼女は日本で定期的に美容技術を学んでいました。私も彼女のようになりたいという思いで、日本への留学を決意。実は、短大在学中にハリウッドとの交流があり、そのご縁でハリウッド美容専門学校へ入学しました。入試の面接では山中学長や川島専攻長が私のことを覚えてくださっていて、とても感激しました。2年間で日本の美容師免許を取得し、その後は高度専門課程に進学。計4年間、専門学校でヘア、メイク、ネイル、エステ(CIDESCO取得)などトータルビューティの技術を取得しました。ちょうど専門学校を卒業する年に大学院大学が開校したことも私にとってラッキーな事でした。ビューティビジネスを学ぶ絶好のチャンスだと思い、第一期生としてハリウッド大学院大学に進学しました。専門学校と大学院で計6年間をハリウッドで学び、日本の美容技術とビューティビジネスの知見を広げました。

Q2:現在のお仕事について教えて下さい。

美容師向けのオンライン学習コンテンツサービスの提供や、研修の主催や商品開発・商品販売などの事業をしています。中国の美容業に対する意識的な問題もあり、上手くいくことばかりではありませんでしたが、ここ数年で中国の美容技術、特に教育に対する意識が変わってきたように感じています。今では私の美容技術やカラー、コーディネートなどの研修会はとても人気があります。私が講師として人気が高い理由のひとつは、ハリウッドで日本の美容技術とビューティビジネスを学んだことだと思います。トータルビューティという考え方や日本のおもてなし(ホスピタリティ)の必要性が、やっと中国に浸透してきたのだと思います。最近、より良い商品を提案できるよう、世界中から商品を輸入するための貿易会社を上海に設立しました。こういったビジネスのアイデアは、ハリウッド美容専門学校で学んだ美容技術と大学院で学んだ経営学の土台があってこそ生まれてくるのだと実感しています。

Q3:2年間の学生生活を振り返って

大学院ではこれまでの美容技術とは違い、経営学の勉強が主なので、はじめての事ばかりでした。どの科目も面白くて2年間でほぼ全ての授業を履修しました。在学中に山中学長から「あなたは教育者に向いている」と言われた事があります。実際に専門学校の授業でアシスタントとして教える機会も持たせてくださり、たくさんの学びを得ました。当時の中国では教育とビジネスは別物という考え方でしたが、「教育もビジネスになる」と教えてくれたのも山中学長です。この言葉で現在のビジネスの構想が出来たように思います。中国では美容師免許の制度はなく、ハサミを持てば明日から美容師になれてしまう環境です。美容学校を卒業しなくても美容師の仕事ができる。そんな環境では高い技術を身に付けることは難しいと感じてきました。そんな問題意識から、プロジェクト成果報告(修士論文)は「中国における美容教育ビジネスの展開」をテーマに発表しました。自分のビジネスの構想をテーマにして実践的な研究ができるのもハリウッドの特色だと思います。

Q4:これから入学を考えている方にメッセージをお願いします。

まずは「好き」になること。何を始めるにもこれが一番大切です。「やりたい」「なりたい」という気持ちがなければ、何を学んでもただの形だけで意味がありません。私は2年間でほとんどの授業を履修・出席しましたが、それは美容が好きだから。好きなことであれば、難しい授業の内容も人の何倍も吸収できます。ビューティビジネスは人気の高い産業です。たくさんのビジネスチャンスがある面白い仕事です。たくさんの「好き」を形にするために楽しんで学んで下さい。

 

2020年(令和2年)3月修了生

 

堀口彩さん
H.H.B Lab 代表 ▶HPはこちら
ビューティービジネスアドバイザー

Q1:入学のきっかけを教えて下さい。

数年前にハリウッド大学院大学の公開授業に出席したときに、学校の存在を知りました。ビューティビジネスに特化して学べる環境があることを知り、非常に興味を持ちました。美容師としての現場の仕事、サロンワークも好きですが、広い視野でビジネスを学べることや、キャリアアップにつながると感じたことがきっかけです。

Q2:実践で役に立った講義について教えてください。

全ての科目が役立っていると感じますが、特に、「リーダーパフォーマンス論」と「サロンマーケティング論」は、非常に実践的で現場で役立つことを学べました。 また、「キャリアデザイン論」では、自身だけでなく、組織でのキャリア開発に関する知識を学び、「マーケティング論」では、異業種の事例から世の中の流れや消費、商売に関する事例を学び、視野を広げることの重要性を感じました。

Q3:プロジェクト研究では、どのような事をテーマに研究をしましたか?

「ヘッドスパ・触れる技術の可能性 高齢化社会、美容業界に及ぼす影響について」

ヘアサロンのメニューとして注目度が高まっているヘッドスパは、直接接触技術であり、それがこれからの日本、また業界にどのように影響するのかを調査、研究しました。現在、自身でもヘッドスパの施術を行うことがありますが、今後も発展し好影響を及ぼすと考えています。

Q4:ハリウッドでの学びはキャリアにどのような影響がありましたか?

入学前は会社に属していましたが、様々な学びを得て、自身の可能性や枠にとらわれない仕事の仕方ができると考え、卒業前にビューティービジネスアドバイザーとして独立しました。今は個人で仕事をしていますが、入学前に美容師や管理者として経験を積んできたことと、学校で学んだことを活かしながら、サロン、メーカー、ディーラー、そして、学校と、様々な業種の方々と仕事をさせていただいています。

Q5:「専門実践教育訓練給付金」制度の利用について

学校見学の際に、専門実践教育訓練給付金の制度について教えていただき、有難い制度だと感じました。在職中に通学することを理解、応援してくれた会社の存在も大きいですが、こういった制度があることを知らない社会人は多いと思います。ぜひ活用して、学びの機会を得られると良いと思います。

 

2012年(平成24年)3月修了生

 

下司愉宇起さん
歌手・指揮者・音楽プロデューサー

とちぎ未来大使・日光観光大使。一般財団法人アース エイド ソサエティ、一般社団法人音楽作家団体協議会、各理事。全日本児童音楽協会、副会長。NPO法人子どもの脳・心・生命を守る会、特別顧問。平成音楽大学講師。

Q1:入学のきっかけを教えて下さい。

私は音楽大学を卒業し、ショービジネスの世界に身を置いておりますが、当時は仕事にも恵まれず、自分の人生に迷っておりました。私は芸能界と美容界は非常に近い位置にあると感じています。それは相手の心と対峙するビジネスだからです。消費社会の20世紀から世の中は大きく移行し、21世紀は心の時代と言われていますが、人々の「幸福」をビジネスとするのが私たちです。そのため海外のMBAのような大会社を相手とする理論よりも、お客様と直に向き合う中小企業向けのビジネスに大変興味を抱いておりました。ハリウッドを知り得た時には「これだ!」と確信し、大きく方向転換。通常は音楽大学の大学院に進学するか、海外留学というのが一般の流れですが、私には必要なスキルと感じ、飛び込みました。

Q2:印象に残っている講義や役に立った講義は何ですか?

私は大学4年間をアカデミックな音楽大学で学びました。そこでは日夜、技術の習得や作品研究をいたします。一見美容学校に似たような印象を抱きますが、大学は専門学校のような「職人」を育成するところではなく、「研究者」を育てます。そこでは「崇高なるクラシック芸術と商売を結びつけてはいけない」というような暗黙の風潮がありました。
ハリウッドでまず驚いたのが校訓である「私たちは人々を幸福に導く美の天使」というフレーズ。よく「クラシックは堅苦しくて、我慢して聞かなくてはいけない」というような事を聞き及びますが、それはクラシックが悪いのでは無く「お客様を第一に考えていない」発信手の問題だと気づかされました。研究発表のようなプログラムでは、お客様は誰も喜んで頂けない。あたりまえの事ですが、私にとっては大きな発見でした。もちろん研究することはどの業界にも向上のために必要なことですが、あくまでお客様の需要・要望と結びついて初めて意味が生まれます。
次に私たちは「どんどん技術を磨き、お客様が満足して頂けたのであれば堂々と対価を求めてよい」という事でした。前述のように、崇高な芸術にお金のことは触れてはいけないような環境で育ちましたから。しかし人は生きていかねばならない。私は当たり前の世の中の仕組みをハリウッドで学びました。そのおかげで、音楽大学での成績はさほど良くなかった私が、気づいてみたら、音楽で生き残っている割と貴重な存在となりました。笑

Q3:現在のお仕事について教えてください。

私は歌手や音楽プロデューサーとして様々な現場で仕事をさせて頂いておりますが、主たる生業は地域の合唱団や音楽サークルの指導です。しかもコンクールに出場するようなグループではなく、小さなご高齢層のグループです。私はこの仕事に誇りをもって取り組んでいます。決してカッコ良く見えないかもしれませんが、地域のコミュニティの活性と生涯学習の場の提供は、見えない力を生み、そこから発展して信じられないような大きな仕事に繋がったことがなんどもあります。私がそう思える、この仕事に取り組もうと思ったキッカケは、ハリウッドでの旅行業を研究されている特別講師の講義です。詳しくは別の機会にお話ししますが、私の今は、ある日のハリウッドでの1講義を応用することで出発したのです。

Q4:2年間の学生生活を振り返って

私の人生で最も学んだ時代です。
特に、理事長先生の「日本文化論」での近江商人のビジネス論や、長寿企業研究には心を忘れがちな〈ビジネス〉に大切な柱を建てて頂いたと感じております。また、メイクなど実技の先生には学校の枠を超えて、私の指導するコーラスになんども足を運んでいただきました。理論立てたステージメイク論は、目から鱗。発表会では20歳若く見られると、評判を呼んでいます。

Q5:これから入学を検討されている方にメッセージをお願いします。

ここには六本木という最高のトレンドが行き交う立地にあり、無意識のうちに様々な刺激をもたらします。これは都心の学び舎でしかありえません。そして技術・学術両分野で美容とビジネスの最高峰が学べる指導陣がいらっしゃいます。私がハリウッドの門を叩き、人生が広がったように、きっとここでの2年間はかけがえのない宝物となるはずです。迷っているならば百聞は一見にしかず。ぜひ飛び込んでみてください。

 

2018年(平成30年)3月修了生

 

青木未央さん
株式会社Charis
代表取締役

Q1:入学のきっかけを教えて下さい。

ハリウッド入学を決意した時期は大学を卒業して1年目の頃でした。当時の私は心理学の研究者志望で心理学系の大学院への進学を希望していました。ある日、ふと会社経営をしたいという思いが胸に宿り、特に当時、メイクアップが大好きで、会社経営をやるなら美容の会社をやりたいと思いました。しかし、当時は大学を心理学で卒業したばかりで、社会人経験もなく、美容の経験もYouTubeや本でメイクアップについて勉強したぐらいで、知識も経験もない状態でした。『会社の経営をする以上、知識も経験も無い状態でやるわけにはいかない』そう思った私はインターネットで化粧・大学院で検索したところ、ヒットしたのは当時2件、そのうちのひとつがハリウッド大学院大学でした。そこからすぐに入学案内希望を出し、ハリウッド大学院大学に入学しました。

Q2:印象に残っている講義や役に立った講義について教えてください。

全ての授業がとても役に立ち、今でも勉強した内容を生かして仕事をしていますが、特に印象に残っているのは佐藤綾子教授の授業と野嶋朗教授の授業です。佐藤先生の授業と野嶋先生の授業は今でもノートを見返すことも多く、経営を行なっていく上で非常に役立つ授業でした。

Q3:プロジェクト研究では、どのような事をテーマに研究をしましたか?

プロジェクト研究では、今の会社を作るきっかけとなった、ジェンダーフリー化粧品店出店におけるマーケティング戦略という研究を行いました。その為、研究の中にふたつのテーマがあり、ひとつはジェンダーとは何か?もうひとつは美容経営で重要な『おもてなし』の心理分析の研究を行いました。どちらも現在、会社を経営するうえでの気付きや戦略作りに役立っています。

Q4:現在のお仕事について教えてください。

現在は化粧品販会社株式会社Charisで代表取締役をしております。ハリウッド大学院大学での学びを基に経営戦略を立て、経営に生かしております。また、今後の事業展開や長期経営戦略においてもハリウッドでの学びを生かしております。

Q5:2年間の学生生活を振り返って

2年間の学生生活を経て、私は多くの学びをしました。特に経営に関しては考え方や、モノの見方、これまでの企業がどのようなやり方を行なってきたかのケーススタディー、これからの時代に何が必要か?などの動向、特別講師で登壇した企業の方々等、理論と実践両方を学びました。特に私は授業で質問することも多く、『1回の授業でひとつは質問する』ことを決めていました。質問の中には先生を困らせるような質問もあったと思います。しかし、その質問のおかげで多くの学びもありました。

 

2021年(令和3年)3月修了生

 

崔粉姫さん
株式会社H&F 代表取締役
ネイリスト・ネイル講師

Q1:入学のきっかけを教えて下さい。

中国から来日して、ネイリスト、ネイルサロン、ネイルスクールの経営者となって14年になります。多くの日本の方々に支えられて世界的にもトップ水準にある日本のネイル技術と洗練された接客術を学習し、実践してきました。その間、母国中国のネイルビジネスのレベルの低さを思い知ることとなり、中国人としてこの格差を埋めるための活動をしなければ、という思いが強くなってきました。そこで、5年ほど前から自ら行動を起こし、中国で初めての全国的ネイリスト養成機関CPMAを設立し、中国人ネイリスト育成教育に乗り出しました。その活動をしていく中で、実践での経験は十分だと思いましたが、ビューティビジネスの理論的な知識が不足していることに気づきました。また、ビューティビジネスはネイルアート以外にも多くの分野があり、トータルビューティを学ぶことの必要性を実感していました。そこで、知人に相談したところ、ハリウッド大学院大学で学ぶことを勧められたのです。

Q2:印象に残っている講義や役に立った講義について教えてください。

渡邊雅美教授の「トータルビューティ技術論」と玉利かおる准教授の「ホスピタリティ論」は大変興味深く、ビューティビジネスを追求して行く上でとても役に立つと思いました。

渡邊教授のトータルビューティ技術論の講義では、次のような言葉が印象に残りました。

(1)ハリウッドのトータルビューティ哲学は、6つの要素、「精神美」「健康美」「容姿美」「服飾美」「生活美」「環境美」のすべてがそろって真のビューティライフが実現する。
(2)真のビューティライフとは、人間として最高の幸福を感じる状態である。

そして、渡邊教授から授業最終日に下さったお言葉、「お客様から感心、感謝、感動して頂ける3ステップ」を忘れずに、これからもお客様に永遠に支持されるように努力してまいります。

玉利准教授のホスピタリティ論の講義では、日本の「おもてなし」文化の本質が良く理解できました。

(1)日本語でホスピタリティを表すのに最も近い言葉は、「おもてなし」であること。
(2)「おもてなし」とは一般的には「客人に対しご馳走を出すなどして心をこめて接待すること」ですが、モノよりも精神的な接待に価値が置かれるように進化していったのが、日本における「おもてなし」の特徴であること。
などは大変勉強になりました。

Q3:プロジェクト研究では、どのような事をテーマに研究をしましたか?

『QOLとシニア向けビューティビジネス』への新たな展開 ―日本と中国のビューティビジネスの融合―

自らのキャリア目標として、ビューティビジネスの実践者としてだけでなく、母国中国のビューティビジネスの向上のための指導的役割を果たすための学問的、体系的な知識を身に着けたコンサルタント業を目指したいと考え、ハリウッド大学院大学での研究をスタートしました。世界最大の消費人口を有する中国のビューティビジネスの成長の可能性に世界トップ水準にある日本のビューティビジネス理論を融合させて、東アジア一帯に巨大なビューティビジネスマーケットを作り上げる。そうした未来に向かっての「橋渡し役」となりたいと決意したのです。しかし、2020年1月からの新型コロナウイルスの世界的感染は、こうした私の決意を根底から揺るがせました。ネイルサロンやネイルスクールの経営は先が見通せなくなり、対面サービスを基本とするビューティビジネスは、これまでのやり方が通用しなくなってきました。そこで、この時点で自らの残る人生のキャリアプランを根本的に見直す必要があると考えました。その結果、人生100年時代の到来を見据えて、「シニア向けのビューティビジネス」に着目しました。これは、ハリウッド大学院大学で学んだリンダ・グラットン著『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』がきっかけです。人生100年時代の到来に向けて、ただ生物的に「生きる」のではなく、QOL(クオリティ オブ ライフ)を高めて生きる、という意味で「活きる」という言葉を思いつきました。そして、研究の方向を「今後の人生100年時代において、シニアの方々が、心とからだをいつまでも美しくして活きるためのお手伝いをビジネスとする」ということにシフトしました。

Q4:ハリウッドでの学びはキャリアにどのような影響がありましたか?

ネイリストとしてサロンやスクールの経営を通じたビューティビジネスの実践だけだった私でしたが、ハリウッド大学院で学んだことによって、理論的な視点も身につき、視野も広くなったと実感しています。でも、まだまだ不十分だと思います。できれば引き続きハリウッド大学院大学で勉強したいという思いを強くもっています。もちろん今でも、ビューティビジネスを通じて日中の文化的交流にも、多大な貢献を出来る人材として頑張りたいと思っています。ネイリストとして、接客業として、最高のおもてなしに心を込めて、お客様が感動するお店作りに一生懸命に頑張ってまいりました。この間、多くの日本の方々に支えられてきました。これからは、このご恩に少しでもお返ししたいと思い、今後の人生を、日中の経済、文化の交流に捧げて行きたいです。今、キャリアコンサルタントの資格を取りたいと勉強をしています。シニア向けビューティビジネスを展開していくうえでも、心の触れ合いが大事になってきます。シニア世代の方々に寄り添うことの重要さが分かってきましたので、キャリアコンサルタントの資格が役に立つのではないかと思っています。おかげで、毎日がとても充実しています。

Q5:2年間の学生生活を振り返って

ハリウッド大学院大学での2年間の学生生活は、私にとって、大変短いものでしたが、今まで経験したことが無い感動を味わいました。どの授業も、とても新鮮で、全てが砂浜に水が吸い込まれるように、私の頭の中に入って行きました。論文を作成するのは、日本語との戦いでした。ネイルサロンの仕事をしながらでしたので、時間も限られていて、睡眠時間を割いてでも頑張りました。プロジェクト成果報告でのプレゼンテーションの感動は今でも忘れられません。山中学長はじめ、先生方から、ねぎらいとお褒めの言葉をいただき、言葉のハンディを抱えながら、必死になって作り上げた苦労が、一瞬にして吹き飛んでいきました。そして、一番の思い出となったのが、卒業式で卒業生代表として答辞を述べたことでした。心の底から感謝の気持ちを込めて読み上げさせていただきましたが、途中で泣き出しそうになるのを必死で我慢していました。これまでの人生で一番感動しました。ハリウッド大学院大学で学んだビューティビジネス理論を活用して、これまでネイルサロン、ネイルスクールの経営を通じて得たマネジメント、マーケティング、接客術の実践経験をベースとして、更にビューティビジネスの世界に取り組んで行きたいと思います。創立者のハリー・ウシヤマ先生とメイ・ウシヤマ先生が作り上げた世界最先端のトータルビューティの理念は、私の血となり、肉になったような気がします。「美は生命の輝き」「人を美しく幸福に導く美の天使」「内面的な美しさと外面的な美しさ」などの言葉は、私の今後の人生を導いてくれる灯台になるような気がします。

 

2010年(平成22年)3月修了生

 

増保利行さん
株式会社きくや美粧堂
代表取締役社長

早稲田大学・大学院では、美容とはほど遠い分野を勉強していました。理工学部で情報工学を専攻し、タンパク質の解析などをしていました。卒業後はウエラ社に入社し、イギリスやドイツに赴任。グローバルマーケティング部門に配属され、さまざまな経験をさせていただきました。たくさん遊びにも行きました(笑)。

さまざまな世界を見るうちに、中高生の頃はあまり意識していなかった、家業を継ぐということを意識するようになりました。そこで、もう少しこの業界の勉強が必要だと感じて、ハリウッド大学院大学に入学しました。

ハリウッドでは、貴重なネットワークを作ることができたのが一番の収穫です。今の仕事につながるような関係も作ることができましたし、留学生とのネットワークもできました。早稲田は卒業後、皆バラバラに活動している感が強いのですが、ハリウッドの関係性は今もいろんなところで生きています。このネットワークを通じて、チームで何かできれば良いな、などと思っています。

また、講義では、仕事を通しては得られないような情報を得ることができました。たとえば、サロンのオーナーさんがゲストでいらっしゃって講義をしていただいたときに、その方たちの考え方、理念、真摯な姿勢を知ることができました。オーナーさんたちと仕事でお話をする機会があっても、どうしても商品の話、商売の話になってしまいますから、これは貴重な経験でした。

そして修了後数年経った今、大学院時代を振り返ると、もっともっと勉強したかったなと感じています。ですので、在校生の方々には、ハリウッドで得た知識をどんどん現場に持ち込んでもらって、常に「自分は何を学ぶべきか」という目的を明確にしてほしいです。目的があってこそハリウッド大学院大学での勉強が仕事の中に生きてくると思います。

これからもハリウッドには美容業界唯一の大学院として、常に新しい「ビジネスの種」があるような環境でありつづけてほしいと思います。

 

2012年(平成24年)10月修了生

 

芳賀俊央さん
株式会社ビューティシオン
取締役 企画部部長

大学を卒業した22歳当時、Zionに入社することも可能でしたが、大きな不安を抱えていました。その時の自分に何百人もの従業員の生活を背負うことができるのか、と。そこでアメリカに留学し、第二学士を取得後、MBAを取得して帰国。それでもまだ、決定的に重要なことが足りませんでした。すなわち「美容の空気感を体得すること」です。そこでハリウッド大学院大学に入学しMBB取得にチャレンジしました。

ハリウッドでは、現役の美容家、美容室経営者、実践的に経営にかかわっている先生方などからお話を聞くことができ、多くの授業がためになりました。科目名だけ見ると美容業から離れていても、授業を受けてみると「例えば美容室でいうとこういうことだ」と教えていただきました。これはハリウッドでないとできないことですよね。美容業界に重点を置いている強さを実感しました。

また、大学院は夜間の授業なので、2年生在籍時に美容メーカーの株式会社アリミノにご理解と応援をいただき、入社させていただきました。そして、一般営業マンとしてスタートしたのです。営業マンとしてスタートを切ったばかりでありながら、ハリウッドに通っているというと美容の従事者ということでサロン様と気持ちの上でのつながりができやすかったのは、紛れもない事実です。さらに、大学院で学んだ「サロンの売上を上げることにスポットを当てる」ということを意識して、各サロンに合う商材の使い方、売り方の提案をしました。ひんぱんにサロンを訪問しましたが、受け入れてもらえたのはハリウッドの教えのおかげだと思っています。

その後、大手の美容ディーラーである株式会社ガモウに入社し、営業企画課に配属されました。営業企画課では、海外の優れた商品を独占契約して日本で販売するという業務を中心に、臨店を含むサロン内の落とし込みまで行いました。ここでもハリウッドで学んだことが役立ちました。この部署は海外に留学経験のある人が多かったこともあり、「美容×経営」のコンセプトが非常に高いレベルで考えられていました。しかしながら、ハリウッド大学院大学で学んだ考え方や学術的な知識のおかげで、業務についていくことができ、また説得力のある意見を上げることもできました。サロン様のビジネスに対する思いを叶えることができ、充実した活動であったと感じています。

私は人一倍学生の時間が長かったので、皆から比べると遅れているなと感じた時期もありました。でも、社会人になると仕事に追われる一方で、学術的な知識を基に実業で体験を吸収していくため、昔、手に入れた知識をどのくらい引っ張ってこられるかが重要になります。ですので、人一倍長く知識を吸収する時間を持つことができて良かったと思っています。企業美容室が増えている現在、競争も激しくなっています。その競争に対する「武装」ができたという実感がある毎日です。現在はZionの企画部長に就任し、一歩一歩、歩んでいる毎日です。経営に魔法はなく、着実に進む一歩がどれだけ確かなものになるかが重要です。これもハリウッド大学院大学で学び取ったことの一つです。今はまだまだ足りませんが、少しずつ自信をつけてきました。

後輩の皆さんには、MBBと言う修士号は日本で唯一の学位であること、また「美容の大学院」がいかに貴重であるかということを伝えたいです。経験では時間がかかり過ぎてしまうところを、2年で理解することができる。しかも「経営」は他の大学・大学院でも学べても、「美容×経営」はハリウッドでしか学べません。美容の事業を目指す皆さんには、ぜひこの機会を活かしてもらいたいと強く思っています。

 

2015年(平成27年)3月修了生

 

姜晨(キョウ シン)さん
株式会社東急ハンズ
海外事業部店舗運営グループ・バイヤー

現場で販売職を4年経験し、現在、海外事業部のバイヤー(仕入担当)をしています。

ハリウッド大学院大学の「サービス経営学」「サービスマーケティング」「ビューティ美学」「プロジェクト成果報告」で学んだことが、今の私のキャリアに直結しています。とくにマーケティングで学んだ理論や実践的な視点が役に立っています。プロジェクト成果報告書は『東急ハンズの新規事業:「ハンズネイルサロン」の出店プラン』で、私の興味や適性に基づき将来キャリア設計を明確にしてテーマを選定しました。これは就職活動に不可欠な業界・企業研究と面接試験に、大きな力となりました。2018年にはインバウンド顧客を拡大し、社内コンテストでハンズチャレンジ賞を受賞しました。

日本企業で外国籍の総合職社員を採用するニーズが高まっている今、多くの留学生が高度人材として採用されるためにも、ぜひハリウッド大学院大学でビューティビジネス修士(専門職)を目指してもらいたいと思います。自己分析、業界・企業研究、エントリーシート作成、面接トレーニングなど具体的に支援してもらいました。これが私がハリウッド大学院大学を強く推薦する理由のひとつです。

ビューティビジネス修士(専門職)の学位に名前負けしないように、毎日与えられた職務に邁進しております。