ビューティビジネス研究科

科目紹介(基礎)



サービスビジネス基礎科目


産業経済社会発展論

熊村 剛幸、白石 重明
グローバルな観点から、サービス産業の未来を展望する。世界の産業、経済、社会はグローバル化が進む一方で、体制ごとの分断化も起きている。いま何が起きており、それがサービスビジネスにどのような影響を与えているか。世界的な変動の背景を理解し、サービス産業としてどのように対応していけばよいかを探る。

<講義の達成目標>
1. 世界の産業、経済、社会の変動を理解する
2. いま何が起こっているか、背景を理解する
3. これからの世界がどうなるかを考える


サービス産業成長論

熊村 剛幸、白石 重明
サービス産業を「付加価値の提供」という観点からとらえ、現状、課題、可能性を考える。サービス産業の生産性を向上させ、発展させていくために、消費動向を踏まえたこれからのサービス提供(販売戦略)、サービス内容(商品開発)などの具体策を考え、未来像を探る。

<講義の達成目標>
1. サービス産業の現状を多方面から理解する
2. サービス産業の動向を理解する
3. サービス産業の成長戦略を考える


ヒューマンサービス経営学

寺本 義也、清家 彰敏
この講義全体を通して、今後の「サービス企業の戦略経営」のあり方を考える。ヒューマンサービス経営の本質は顧客ひとり一人の個客価値の創造である。講義は、テキスト「サービス経営学入門」をベースに、理論研究と事例研究とを組み合わせて進める。受講者によるグループ発表も実施する。

<講義の達成目標>
1. サービス経営の理論的・体系的な学修
2. サービス経営の実践的な知識とスキルの学修
3. 構想力・実行力・人間力の基礎の習得


経営理念戦略論

寺本 義也、高井 透、髙山 誠、外山 公美
企業は、予期しない環境変化に間断なく対応することが求められる。変化はチャンスである一方、成功しても市場の短命化を免れない。このような厳しい環境下では、経営戦略のフレキシブルな遂行が求められる。荒海を航行するためには羅針盤が必要である。同様に、乱気流にいつ突入するか予知できない環境におかれた現代企業にとって、戦略を遂行する際の羅針盤として、経営理念が果たす役割がこれまで以上に増大している。本講義では、経営理念をベースに据えた理念戦略の重要性と役割について、事例研究を通して考える。

<講義の達成目標>
1. 経営理念について理解する
2. 経営戦略について理解する
3. 理念戦略の役割を理解する


サービスマーケティング論

相原 修、外山 公美、今井 利絵
マーケティングの基礎概念の理解と応用発展。デジタル・トランスフォーメーションの内容や消費者の変化、グローバル化の進展について、具体例を通じて学習する。

<講義の達成目標>
1. マーケティングの基礎をもとにサービス分野での応用発展ができる
2. 環境変化に素早く対応する手法を学ぶ
3. 起業に関わる法律や社会環境について理解する


経営学

清家 彰敏、外山 公美
経営学を習得させ、トータルビューティビジネスに関する教養科目、専門科目、演習科目との関係を理解させる。特に「データサイエンス型経営管理」へ世界は転換しつつあり、データ主導の経営戦略、人事管理、事業創造、イノベーション、起業、店舗経営等の理論と実践について、事例とグループワークにより体得させる。日本、世界の多くのビジネス、店舗、企業の事例を紹介します。

<講義の達成目標>
将来起業してベンチャー経営者となるには人脈を作り、ビジネス計画を作成し、人材を採用し、投資を集めることが重要です。
1. 事業企画、商品企画を作れる能力を育成する
2. 起業の前に、化粧品企業等のトータルビューティ企業に就職するために、必要な能力を育成する
3. ビジネス計画を作成できる能力を育成する


トータルビューティライフ科目


ビューティ文化論

ジェニー牛山、岡﨑 俊彦、佐藤 依子、宮川 淳
生活文化の発展とともにビューティ文化は高度化・多様化・国際化し、トータルビューティ文化として統合発展し、21世紀のライフスタイルを牽引する文化として期待されている。本講では、トータルビューティの概念とそれを構成するファッション文化と食文化について、明るく、楽しく、美しくなるビューティフルライフについて論ずる。

<講義の達成目標>
1. トータルビューティの古代から現代への変遷を知る
2. トータルビューティの歴史を学び、美の世界の本質を知る
3. 美と健康の原点である食生活の基本を理解する


ビューティ美学

福地 隆芳、中川 登紀子、佐藤 より子
私たち人間は、「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」という五感を通して外部から情報を得ている。中でも視覚の情報は90%以上を占めると言われている。「色」や「かたち」はビューティビジネスにとって最も有力な方法であり重要なファクターとなる。また、色によるコミュニケーションは、伝えたいことにそぐわない配色を用いるとコミュニケーションが成り立たない。視覚的なトリックを通して注意を引くデザインやコスメティックのパッケージ、ビューティショップのインテリアカラーコーディネート等、基礎的な造形課題から色彩構成、立体構成、及び実践的な演習を通して、「色」や「かたち」の可能性を探る。

<講義の達成目標>
1. 人物(バランス)・色彩・立体・造形について思考を明確にする
2. テーマに基づいた独自性のある造形の構築を目指す
3. 発想力を豊かにし、表現力の多様性を目指す


リーダーシップ論

佐藤 綾子、青木 仁志
世界環境が目覚ましい勢いで変化している中で、私たちはどう自分を表現してどう仲間や組織を動かしていったらいいのか。日本は投資したい国として世界の最下位に近い位置づけになったが、その理由としても経営者の表現力が問題になっている。学生の皆様も現在の自分がいる集団で、あるいは今後就職や経営で身を置く集団の中でどのように周囲に理解され、自分の意志を発信していったらいいのか。必要な影響力を発揮していくためにリーダーシップの本質と表現の仕方をパフォーマンス学の土台に基づいて学ぶ。

<講義の達成目標>
1. リーダーシップについて正しく理解する
2. リーダーシップの表現スキルを理解し使いこなす
3. トータルビューティビジネスにおいて自分の意見がしっかり言えること